レトロゲームレビュー/CAPCOMvsSNK2ミリオネアファイティング2001

CAPCOMvsSNK2ミリオネアファイティング2001


お祭りゲーム

このゲームは、ドリームキャスト用に発売された対戦格闘ゲーム第2弾です。本作品は、前作よりも11人キャラクターが追加され、44名もキャラクターが使えます。


システムも6種類。

攻撃するとゲージがたまる。CAPCOMの格闘ゲームでおなじみCグルーブ。

スト3から登場したシステムブロッキングが使えるPグルーブ。

ためコマンドを行うとゲージがたまるKOF初期システムのSグルーブ。

パワーMAX 発動させることが出来る、KOF97や98でおなじみ、Nグルーブ。

ジャストディフェンスや怒りゲージなど、色々なゲームから集めた、Kグルーブ。

色々なモードをクリアーすると出てくる、6つのシステムの中から組み合わせて新しいシステムを作るモードもある。


ゲーム部分

で、ゲーム自体はというとですね。まず、必殺技がしにくいですね。特にSNKのゲームを良くやる私には、カプコンの格闘ゲームの操作性ではうまく必殺技が出ないって事も。難易度は全体的に高い、特にボスが最強で何度やっても勝てません・・・。

グラフィック

画面は全体的に綺麗です。が前作と同じく、SNKキャラがCAPCOMテイストになるという違和感がある。あとヴァンパイアハンターからの再利用によるモリガンの浮いた感じ。できれば描き直してほしかった。

カラーエディット

やはり前作同様、服の色などを変えられるカラーエディットがあり。やはり前作同様、色が他の部分とつながっている。たとえば髪の毛を変えようとしたら、足の一部が変な色に。あと変な縁取りがあるためカラーエディットがおかしくなるモリガンを描き直してほしかったところ。


豊富なキャラクター・システムがまとまりのない作品に

そのほかにも問題があります。キャラクターが多い、システムも多い。キャラクターやシステムが多い方がいいという矛盾もあります。しかしこのゲームをやっていると、キャラクターやシステムを無理に増やさなくてもいいのにと思ってしまいます。

キャラクター

キャラクターが多いせいでキャラ選択画面が見にくいです。特に黄色い背景と小さいアイコンであるために、リョウサカザキがわかりにくくなってしまった。前、戦ったキャラクターと出会う機会が少ないです。そして一番はキャラクター1人1人に存在感が余りありません。まだKOFと同じく明確なチーム制だったらここまでにならなかっただろう。

システム

システムはなんと言うか、まとまりが無いと思います。どんなにゲームバランスを調整しているとはいえ、システムが多いのは複雑でまとまりが無いと思います。出来ればCPUとも1つのグルーブでしか対戦できないモードがほしかった。


次回作はまだか

よく格闘ゲームの続編の話が出ると「好きなキャラクターが消えないでほしい」とか思ってしまいますが。このゲームやっていると、好きなキャラクターでもゲームが面白くなるのならば消えるのはやむなしと思ってしまいました。ぜひ次回作を出すのならば、リュウ・京・テリー・ケン以外、または、2初登場キャラ以外、または、前作の総てのキャラを消して、主人公をK'とアレックスにして続編を作ってほしいと思います。


画質音楽難易度攻略状況
きれい微妙。高いノーコンクリアーは正直出来ないかも。