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外道図鑑 (外道だって立派な生き物!)


網走の投げ釣りでは、カレイやコマイ、カジカを狙う人が大半です。しかし、いつも狙っている魚ばかり釣れるということではありませんよね。いわゆる「外道」といわれる生きものです。

海の中は生きものだらけ。針にはいろいろなものが釣れたり引っかかったりします。そんなものを見ても、名前が分からないことがあります。初めて出会うものもいます。「これなんだろうなあ」と思いつつリリースすることがありませんか。また、俗称で呼んでいて本当の名前を知らなかったりすることも。

とにかく、網走で釣れる「カレイ類以外」のものを調べて同定(名前を突き止める)していくコーナーとしたいと考えています。間違っていたら連絡ください。随時手直し、加筆しながら、「いつも未完成の状態」ということで・・・。








ウグイ
(コイ目コイ科ウグイ属)

ウグイは北海道の代表的な外道。川でも海でも湖でも、そこらのドブにもいたりします。初夏には真っ赤な婚姻色が目立つ体になります。そんな様子から「アカハラ」とも呼ばれています。

北海道には「ウグイ」「マルタ」「エゾウグイ」の3種のウグイ属が生息しています。海で釣れるウグイ属は全部マルタだと思っていたところ、違うんですね。ウグイもかなり降海しているようです。エゾウグイは河川内のみ生息ですから、海で釣れた場合、ウグイかマルタかということになります。

【見分け方】
厳密に「ウグイ」と「マルタ」を区別するのは難しいとされています。婚姻色の赤いラインが3本なのが「ウグイ」、1本なのが「マルタ」なのですが・・・。繁殖期以外の場合の見分け方はウロコを数えるといった方法がありますが、うちら釣り人にはそんなの現実的ではありません。婚姻色の赤いラインが体に出てみないと、結局「ウグイ」か「マルタ」か分からないということです。つまり、ほとんど区別がつかない魚・・・。

ただ、マルタの方が大きいもので50cm以上と、ウグイよりも大きくなるようです。ということで、小さなものはウグイ、巨大なものが釣れたらマルタだということでいいのでは? 

大抵の場合、食べません。だけど、もちろん刺身や甘露煮など、食べる人もいるので、「食べられません」ではありません。干して食べる、またはダシにするという話を聞いたこともあるし、本州では寒い時期のウグイがよく食べられています。

また、他の魚のエサとして利用する人がいます。カジカやサケ釣りのためにキープする人、結構います。とにかく、北海道ではあまりいい扱いを受けていない魚です。よくそこら辺にぶん投げられて干からびていたりします。可哀想です。丁寧にリリースしてあげませんか。








コマイ
(タラ目タラ科コマイ属)

コマイはみなさんご存じですよね。カレイ釣りに行って釣れることがありますよね。そんなときはもちろん外道、容赦無しです(笑)。

ほぼ1年中、夜行性ですので夜釣りで多く釣れます。昼間でも釣れることはありますが、数は大きく違います。

サンショウウオみたいな、何となくだらしがない顔をしています。マダラに似ますが、コマイは沿岸域に生息しており、ヒゲが小さい。いずれにしてもそんなに間違えやすい魚ではないでしょう。網走ではそんなに大型のコマイは釣れないようですが、北海道各地ではかなりの大型(オオマイと呼ばれる)が釣り新聞などを賑わせてくれます。

冬のコマイ釣りって人気ありますね。網走では卯原内河口の穴釣りが有名です。コマイは漢字で書くと「氷下魚」。そのころのコマイが一番おいしいといわれています。

俗称がいろいろあって、「カンカイ」、小型のものを「ゴタッペ」、大型のものを「オオマイ」と呼んだりします。それだけ身近に扱われてきた魚ということでしょう。

私は食べるときは大抵一夜干しにして焼いて食べます。カチカチにした干物は酒の肴で有名です。







ホッケ
(カサゴ目アイナメ科ホッケ属)

カレイ釣りに行ってホッケが釣れたら私は嬉しいです。ただ、網走では岸壁からホッケを専門に釣るというのは難しいでしょう。こればっかり釣りたいのなら船釣りになります。

網走で釣れるのは初夏でしょうか。群れで行動するので、同じ場所で続けて釣れることもしばしばです。お馴染みの魚なので、別な魚と間違えることはないと思いますが、「キタノホッケ」と呼ばれる、同じホッケ属の魚と大変似ています。

キタノホッケは、胴体部にはっきりと縞模様があるのが特徴です。この模様がぼやけていたらホッケと認識していいようです。

ホッケは干してから焼き魚にするのが好まれますが、フライもおいしい。ただし生で食べるのは虫がいるので危険です。








スジアイナメ
(カサゴ目アイナメ科アイナメ属)

道東では「ハゴトコ」と呼ばれています。網走でもポピュラーな魚です。テトラ周りでブラーなんかで釣っていると、こいつがサクッと顔を出してくれます。

姿や形は一般的に、アイナメ(アブラコ)、ウサギアイナメ、エゾアイナメとよく似ています。しかし、この3種との違いはそんなに難しくはありません。

見分け方のポイントは、スジアイナメとウサギアイナメは、尻ビレの後縁が円形になっているところです。
また、スジアイナメは、目から放射状に伸びている黒っぽい模様が確認できるはずです。この2点で大丈夫だと思います。ただ、個体ごとに体の色が、赤っぽかったり黄色っぽかったりなど、バラエティに富んでいます。

食べたことはありません。アブラコより味は落ちるようです。ですからほとんどの人は外道扱い。人気のないお魚かもしれません。







エゾメバル
(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)

「ガヤ」という名前の方が一般的でしょう。昔はガヤガヤとうるさいくらいよく釣れたということです。

テトラ周り、岸壁近くでのブラーや根の近くに投げ込んだときなどに釣れます。

赤っぽい、または淡い褐色かで、うすいまだら模様が背の部分に見られます。目がぎょろっとしてますね。

船釣りで釣れるような大物であればおいしいそうですが、岸から釣れる小型のものはおいしくないということで、どこでも外道扱いされています。







クロソイ
(カサゴ目フサカサゴ科メバル属)

夜釣りをすると、テトラ周りや岸壁近くなど、ブラーやワームなどで釣れるメジャーな魚です。ナガラソイとも呼ばれています。

船釣りで釣れるような大物はかなり黒っぽくなって、まさに「クロソイ」という風格になります。岸から釣れるものは小型のものが多く、幼魚中心です。

ベージュ、茶色系の色と黒がまだら模様になっています。幼魚は黒が薄いです。あと、目と口の中間ぐらいに涙骨というのがあるんですが、それが3,4本ほどのトゲになっています。

道南で釣れるキツネメバルというのと混同されるようですが、網走周辺にはいないようです。

大物は刺身でも塩焼きでも煮付けでもとてもおいしいと聞くんですが、岸から釣れるような小型の幼魚を食べたという話はあまり聞きません。どうしても食べたいのであれば煮付けかなあ。






ギスカジカ
(カサゴ目カジカ科ギスカジカ属)

網走周辺ではマカジカと呼んでいるのがこれです。本来、マカジカというのはトゲカジカのことらしいんですが・・・。他にイソカジカ、ゴモカジカとも呼ばれることもあります。カジカって非常に難しいです。

投げ釣りでよく釣れるカジカで、大きなものでは40cmを越えるらしいです。頭が馬鹿でかく、目が離れていてだらしない感じで、正面から顔を見るとかなり不細工。

体の色は個体ごとに微妙に違っていますが、褐色やら黄色っぽいやら赤っぽいなどいろんな色が混じっている感じです。お腹は白と胴体の色が斑点みたいになっています。

このように、かなり不格好なカジカですが、鍋や味噌汁にするとおいしいです。本来のマカジカであるトゲカジカは「なべこわし」と呼ばれるほど非常においしいという評判ですが、このマカジカだって鍋にするとダシが良く出ておいしいです。








シモフリカジカ
(カサゴ目カジカ科ギスカジカ属)

上記のギスカジカっぽいですが、こちらの方がスマートです。同じ属なんですけど。

両目の間が狭くて、くぼんでいるのが特徴です。また、体の表面に白い斑点がたくさん見られます。霜が付いているような感じでしょうか。

怒ると写真のように唇が突き出てくるんですけど・・・、滑稽な顔つきです。






ツマグロカジカ
(カサゴ目カジカ科ツマグロカジカ属)

網走周辺で「ギスカジカ」って呼ばれているカジカがこいつです。ギスカジカと本来は全く違うカジカなんですが、地方名ってややこしいですね。

カレイ釣りではよく見られるポピュラーな外道です。こればっかり釣れるということもあります。というわけで、釣り人にはかなり嫌われているカジカとなっています。残念ながら捨てられて干からびたりしています。

カジカの中ではスマートな体つきで、そんなに大きくないです。胸ビレに数本の黒っぽい線が見られます。虎っぽくなっています。

アイカジカという似たカジカがいますが、この胸ビレの縞模様に、さらに細い縞模様が混じるようです。

大きめのものは味噌汁にするとおいしいということですが、キープしている人はあまり見かけませんね。私は以前味噌汁にしてみました。まあまあおいしいのですが、体が小さい分手間がかかる・・・、ということで速攻リリースです。








ベロ
(カサゴ目カジカ科ベロ属)

ベロカジカとも言われていますが、「ベロ」が正式な言い方です。防波堤沿いなどでたまに釣れます。ヘンな名前ですが、おそらくべとついていることからつけられた名前じゃないかと。妖怪人間を彷彿させるような名前ですが。

ベロは10数cm程度の小型のカジカです。特徴は、体全体がヌルヌルしています。写真に撮るとテカテカしていてきれいに見えますが・・・。そして目のすぐ上にフサフサしたものがあります。いわゆる眉毛みたいなものがある!

このベロに大変似ているカジカで「ニジカジカ」というカジカがいます。こちらの方が30cmぐらいになるとのことです。ひょっとするとこの写真のカジカはニジカジカかもしれないです。カジカって難しい・・・。もうちょっと写真をいろいろな角度で写せばよかったなあ。

食味は知りませんが、ヌルヌルを取って汁物にするとよいとのことです。




オニカジカ
(カサゴ目カジカ科オニカジカ属)

オイランカジカとも呼ばれています。投げ釣りで釣れるサイズは小振りなものが多いようですが、船釣りでは30cm程度のものも釣れるそうです。

なんとも怖い顔つきで、大きなトゲが思いっきり張り出しています。このトゲにもさらに小さなトゲがたくさんついているので、最初手に持つときに少々怯んでしまいました。こいつを捕食するヤツって大変です。

漁師さんの網に入るとこのとげが絡みつくので嫌われているそうですが、食べるとおいしいという話もあります。

とにかく、この張り出している厳ついトゲが特徴です。まさにオニって感じ。








スミツキメダマウオ
(スズキ目メダマウオ科メダマウオ属)

初めて釣れたとき、ゲッと思いました。気持ち悪そうで・・・。

体は細長くて、ちょっとクネクネ気味です。目が大きく、えらぶたに大きな黒っぽい斑点が1つあることで判別できます。それで墨付きってことなのかな?

根のあたりで釣れるみたいですが、2回しか釣ったことないです。







ムロランギンポ
(スズキ目タウエガジ科ムロランギンポ属)

うーん、このクネクネ感、かなり気持ち悪いんだよなあ。意外とこれまでたくさん釣っています。しかし私、素手で触ったことありません。キモイ・・・。

根、海草の茂っているあたりに潜んでいるらしいです。

大型のは50cmぐらいになります。そんな長いヤツ釣ったことありますが、ヘビみたいにグルグルと体をねじ曲げて抵抗します。体の色は基本は褐色っぽい感じです。背ビレの前の方に目のような模様がいくつかある場合が多いそうです。

食用にはしていないようです。とにかくすぐリリースです。







ニシキギンポ
(スズキ目ニシキギンポ科ニシキギンポ属)

こいつもクネクネとヘビのようで、初めて釣ったときはウミヘビかと思いました(網走にいないって!)。針を外そうとすると、尾のほうがとぐろを巻くようにクネクネと巻き付いてきたりして動くので一苦労でした。

とにかく、写真の通りの魚です。うーん、釣りたくないなあ。



ナガガジ
(スズキ目ゲンゲ科ナガガジ属)

巻き付く感じがとっても気持ち悪いヤツです。針をとってやろうとしたらこいつも握っている手に巻き付いてきて、思わずウワッと怯んでしまいます。
沿岸、汽水域の砂や泥っぽいところに多く住んでいるようで、サロマ湖ではたくさん釣れました。

背ビレのずっと後ろの方が低くなっていて、その辺りにトゲが10本ちょっとあるようですが確認はしていません。口は写真のように分厚くて大きいのが特徴です。カジカだといっている人が多そう。

食べられるそうですが、無理して食べる必要もないんじゃないかな・・・。






マヒトデ

網走周辺だけでなく、日本全国でよく見かけるポピュラーなヒトデです。ただ、網走周辺はムラサキっぽい物が多いのですが、本州の方では黄色っぽいものが多いようです。向こうではキヒトデとも呼ばれているらしいです。

大きいのが釣り針にかかると、一瞬大きなカレイがかかったって錯覚します。周りの釣り人からも注目されるくらい竿先が曲がりますが、海面から出てきたのがこいつだったら「フッ・・・」という感じで周りから見られてしまう・・・。悔しいですよね。

焼いて殻をむいて中身を食べるとウニの味がするということですが、私はそんな勇気はありません。







イトマキヒトデ

このヒトデもポピュラーです。日本全国に普通に見られるんですって。

鮮やかな色合いがグロテスクに感じられるヒトデです。





スナヒトデ

地味なヒトデですね。あまり釣ったことないし・・・。


 



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