探検の記録 |
サケとは サケ(サケ科サケ属) 体長60〜80cm程度、カラフトマスと違って背面やひれに 黒点はない。成熟すると体色は黒くなり、特にオスは上あごの 先端が大きく下方へ曲がる。 英名で「チャムサーモン」。鼻の曲がった成熟した個体のことを特に「ドッグサーモン」ということがあります。他のサケと区別するためにシロザケと呼ぶこともあります。北海道では、アキアジ、シャケ、アキザケ、トキシラズ、ケイジ、メジカ、ホッチャレなど、成長の度合いや地域によって多種多様の名前があります。それだけ昔から人の生活に関わりの深い魚だといえるでしょう。 サケは、サケ属の中では分布がもっとも広く、カリフォルニアから朝鮮半島に至るまで太平洋を中心とした河川に遡上します。日本ではアジア側の南限にあたり、日本海側では九州北部まで、太平洋側では利根川までとなっています。 秋の産卵後、その卵は約2ヶ月で孵化して腹の栄養の詰まった卵黄を吸収しながら石の間で春を待ちます。4cm程度に育った稚魚は3月頃から流れに姿を現します。川で生活している間は体にパーマークと呼ばれる斑点が並んでいます。さっさと川を下って海へ突き進むカラフトマスの稚魚と違って川での生活が1ヶ月程度あり、主に水生昆虫などをエサとしながら8〜12cmと大きくなって外洋へと旅立っていきます。
サケはそのほとんどが自分の生まれた川に戻ってくると言われています。カラフトマスは2歳魚で戻っては来ますが回帰率が低いことが知られています。カラフトマスは時間には頑固で、サケは場所に頑固だといえるでしょう。戻ってくるときには体内の磁気コンパスや嗅覚を使って生まれた川を探すという説が有力です。 サケは昔から捨てるところがないと言われたほど利用法がたくさんあります。肉をただ食べるだけでなく、ヒズ(鼻先を切ったもの)やメフン(腎臓の塩付け)などの珍味、皮を服や靴として使用する(先住民族の人たち)などいろいろです。こういったことを調べるのもおもしろいのではないでしょうか。
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サケ(アキアジ)の釣れる時期・場所へ |