探検の記録 |
巷で話題になっていることや気がついたこと、調べたことなどを紹介します。たまーに更新したいけどネタ切れもありそう・・・。 |
2009.8.19 網走港はますます狭く・・・! 今年もサケがそろそろ釣れるころになってきましたが、網走港はますます釣りがしづらい状況となってきました。例年大変混雑する釣り場でもある網走港では、確かに漁港関係者と釣り人のトラブルはよく耳にしていました。大変残念です。 トイレが比較的近くにあるのにそこらで大便をしたり、漁港関係者の邪魔になるような車両の止め方が近年多くなっていたと思います。 第5埠頭は新たな突堤ができた時点で鮭鱒の回遊が少なくなったと聞いていますが、それでも第4埠頭が閉鎖されているときに有力な釣り場の1つでもありました。せめて第4埠頭の開放する日数が減らされたりするなどということがないように祈るばかりです。 <経済の伝書鳩(2009年8月18日付)より> 第5埠頭と小型船溜まり 車両の進入禁止に 釣り人のルール違反行為などが相次いでいることから、網走市は網走港第5ふ頭から隣接する小型船溜まりまでのエリアについて、関係車両以外の進入を禁止とした。悪質な行為については罰則規定を適用することもある。市港湾課は「本来の目的である漁業作業に支障をきたすため」と理解を求めている。 <いたずらなど相次ぎ>
第5ふ頭は17日から関係車両以外を進入禁止とした。小型船溜まりは今年4月から進入禁止としており、このエリアに一般車両が許可なく入ることはできなくなった。
網走漁協の市場がある第5ふ頭には、漁を終えた船がひんぱんに立ち寄り、魚介類などの荷揚げ作業を繰り返す。近年、釣り愛好者の一部が市場の作業スペースに車を駐車するようになり、漁業関係者らの悩みの種となっていた。 ふ頭内で用を足すケースも相次ぎ、魚介類を扱う上で衛生面を危惧する声も大きくなっていた。 一方、平成20年度に完成した小型船溜まりでも「駐車マナー違反」は目立つ。また、漁具へのいたずらをはじめ、漁船から燃料を盗む悪質な犯罪も起きている。 こうした状況を苦慮した市は、網走漁協と協議を重ねた結果、関係車両以外の進入を禁止にした。市は第5ふ頭の4カ所所に立ち入り禁止を周知する看板を設置しており、悪質なルール違反者に対しては港湾施設管理条例の罰則規定を適応し対処することもある。 もうすぐサケ釣りシーズンが到来し、第5ふ頭などは例年通りに混み合うことが予想される。同課は「本来、第5ふ頭や小型船溜まりは漁業活動のための施設。荷揚げ作業などに支障をきたさないようマナーとルールを守ってほしい」と呼びかけている。 (青い部分は車両進入禁止、赤い部分は立ち入り禁止) |
2008.10.6 今年もサケが少ない! 今年もサケが釣れないねえという話題が多くなってきていますが、秋サケ漁が不振だということで、今年もいい思いができなくなりそうです。紋別のサケ定置にはクラゲだらけ、太平洋ではマンボウだらけ、という異変が起きているそうです。紋別でも過去5年間で一番不漁だということなので、しばらくはボウズの人が多い日が続くのではないかと思います。 オホーツク方面もそうですが、他の地域でも高水温が目立ちます。これによってサケが沿岸に近寄れない状態が続いているとのニュースがテレビで見ましたが、本当に高水温によってサケが岸寄りできないものなのでしょうか。7,8月頃にやって来る群れもいることだし、自分たちの子孫を残すために必死で戻ってくるサケたちが足踏みするなんて思えないんですが、正直分かりません。サケ自体の実数が少なくなってきている?のかもしれませんね。 いずれにしても遡上するサケの量が大変少なくなっていて漁を中断せざるを得ないというのは非常事態です。 <北海道新聞(2008年10月6日付朝刊)より> サケ定置一部自粛 根室管内7漁協「増殖用」確保へ 根室管内の8漁協のうち、根室海峡を漁場とする標津、羅臼など7漁協に所属する秋サケ定置網漁業者が、5日から計142カ統で漁の一部自主規制を始めた。増殖用サケの捕獲が計画を下回っているためで、10日まで6日間続ける。同管内は秋サケ定置で道内有数の漁獲地だが、ほぼ全域という大規模な自主規制は初めて。 秋サケ定置網の1カ統には、沖から岸に向かって設置された沖網、中網、陸網(おかあみ)の3種類があり、このうち陸網を構成する網の一部をサケが捕れないように引き揚げた。 根室管内さけ・ます増殖事業協会(増協)の捕獲数は3日現在、70,137匹と計画の87%。増協は各漁協や定置網業者、根室支庁も参加する協議会で、サケが河川を遡上(そじょう)するよう協力を求め、今回の措置を申し合わせた。同管内では1992年に標津漁協の4カ統で自主規制して以来になる。 同管内の定置網漁は8月26日に解禁されたが、10月3日現在で約14,300トン、前年同期比40%減のため、今回の対応により今季の水揚げにも影響が出そうだ。 同管内標津町の定置漁業者馴山(なれやま)修治さん(60)は、定置の3種の網のうちの一つを休むので「単純に言えば、漁獲量が三分の一減る」としつつ、「漁をする権利があるということは資源を確保する義務があるということ。4年後のため、捕る以上に大事だ」と協力姿勢を示している。 |
2007.10.14 サケが少ないから釣れない! 秋サケ漁が不振だと、当然釣り人にまわってくるサケも少なくなります。確かに今年は例年と比べなくても釣れる数は非常に少ないです。網走方面は10月に入って壊滅状態。どうしてこんなに魚影が薄いの?とリールのハンドルを回しながらつぶやく自分がいます。 網走方面は現在高水温。だから岸寄りが少ないんだとか、4年前は低水温でエサが少なかったとか、そもそも地球温暖化だからとか、いろいろ言われていますね。しかしそこまでサケは水温に左右されるものなんでしょうか。うーん、わかりません。 どんどん釣れなくなるサケ。場所もどんどんなくなっていくし、遠くなっていくし、釣り場はますます汚くなっていくし・・・。とにかく私はたくさん釣りたいんですけどね。 まあ、今年私があまり釣れない理由を秋サケの来遊が少ないためということにしておきます(笑)。 <北海道新聞(2007年10月12日付夕刊)より> 秋サケ不振 9月漁獲量2割減 稚魚放流時の低温影響か 今年の道内の秋サケ漁が不振だ。9月の漁獲量は前年より2割下回り、特に日本海側は5割減、オホーツク海側は3割減と深刻。 10月はやや持ち直しているものの、専門家は漁期全体の減産は確実とみている。 30年前に本格化した稚魚放流で漁獲を伸ばしてきた秋サケだが、2004年から減産続きで、関係者は「4年連続減産になるのでは」と憂慮している。 稚内市ノシャップ岬の沖約2km。今月2日午前6時ごろ、稚内漁協所属の「第三開運丸」(16t)が漁場に到着した。網を機械で引き揚げ、甲板上で網底を開ける。ドドッと甲板と船倉に落ちる体長60cmほどの銀色のサケ。しかし、この日回った4つの定置網のうち、サケがぎっしり入っていたのはこの1つだけ。乗組員の表情はさえなかった。 秋サケ定置網漁は今年も9月初めから全道一円で始まり漁期は11月末まで。現在は中盤の最盛期だ。しかし、稚内漁協全体の9月の漁獲量は395tで前年の7割どまり。宗谷管内枝幸町の枝幸漁協も4日までの水揚げは2,100t。前年の4割程度で、織田美登志専務は「どこに魚がいるのか」と苦い顔だ。 日本海中南部はさらに状況が悪い。石狩湾漁協は「漁獲は今までで最低。不漁で何日も休んでいる漁場も」。島牧漁協の幹部は「去年の半分。網に魚がいないから漁も毎日はできない」と嘆く。岩内郡漁協は「漁獲は去年の4分の1以下。揚げずに船が戻ってくることもしばしば」という。 道によると9月末で全道の漁獲匹数累計は1,981万匹。前年同期より17%少ない。全道5水域のうち「えりも以東」=釧路・十勝=だけは昨年の実績が悪かったため、前年同期比27%増だったが、他は「日本海」が同51%減、「オホーツク」が同30%減などと、軒並み苦戦している。 魚体も小さいため漁獲量も減っている。道漁連によると、9月26日現在、全道で52,625tと前年同期より22%少ない。十月十日現在では100,122tと同7%減まで回復したが、「日本海は特に厳しい。羅臼、ウトロ方面では水温が高いせいか、(来遊が)遅れているようだ」という。 サケは稚魚放流から4年前後で回帰する。不漁の原因について、道立水産ふ化場さけます資源部計画管理室の小林美樹室長は「稚魚放流時の低温が影響しているようだ」と指摘。「今年は全道的に5年魚が少なく、その分、漁獲が減っている」と話す。同ふ化場はサケの年齢構成などで、来遊予測を行っているが「今年の来遊数は昨年より一割減ることは予測していた」という。今年は日本海方面は四年魚も少ないが、「原因は不明」だ。 秋サケ漁獲量は03年の206,000tから3年連続で減少し、06年は165,000t。減産傾向に道や道漁連は先行きを心配している。 |
2007.5.2 道産サケ、釣れなくなる? 困りましたね。サケが釣れなくなるということは北海道のあらゆる動植物に影響が出るということですか・・・。STVでも報道されていました。 地球温暖化対策、一人一人でもできるところから何か始めなくてはと思いつつ、ぬるい生活をしている私です。反省します。 <北海道新聞(2007年5月2日付)より> 道産サケ、2099年壊滅も 温暖化の影響 地球温暖化による海水温の上昇が進めば、北海道生まれのサケの回遊ルートとなっているオホーツク海の中部から南部の海域で適水温域が大幅に縮小し、道産サケは2099年にはほぼ壊滅状態になる恐れのあることが、北大大学院水産科学研究院(函館)の帰山雅秀教授(魚類生態学)の推計で分かった。 帰山教授によると、北海道生まれのサケはふ化後1年目の7−10月、知床半島とサハリン、カムチャツカ半島にはさまれたオホーツク海の三角形の海域で過ごし、ここでの「生残率」がその後の回帰率を左右する。生き残りには、成育に適した8−12度の水温域の存在が重要という。この海域を出た後、サケは東へ進みカムチャツカ半島南東部の海域へ回遊する。 教授はオホーツク海を緯度・経度1度ごとにマス目に区切り、米海洋大気局の人工衛星の観測データに基づいて、2000年7−10月の各月の平均表層水温を区画ごとに算出した。 さらに、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2000年に出した、温暖化が強く進んだ場合の予想シナリオに基づき、各区画の表層水温の月平均値が50年と99年に何度になるか推計した。 その結果、北海道生まれのサケが回遊するオホーツク海の三角形の海域では、7−10月の適水温域の面積総計が2000年に比べて、50年時点で18%減り、99年時点では74%も減ってしまう。 特に、サケが道内近海からオホーツク海へ向かう重要な時期である7−8月には、50年時点で適水温域が北海道から遠のき、オホーツク海への回遊経路は絶たれ、生残率の低下は避けられない状況になる。99年時点ではさらに距離が開き、サケ資源への打撃は計り知れないという。 帰山教授は「地球温暖化を食い止めることはもちろん、環境変化に耐える力を強めるようにサケの遺伝的多様性を保つことが重要だ。遺伝的な多様性に富んだ野生のサケの保全や回復が大切になる」と指摘している。 |
2006.8.19 カラフトマス漁 前年比96%減! まずいですね、大変な不漁です。ここまで不漁とは驚きです。お盆シーズンは各地で釣り人の悲鳴が聞こえてきましたが、この現在の状況であれば我々の釣る分なんかあるわけがないことがわかります。 我々釣り人は釣れなかったらがっかりするだけでいいのですが、漁師さんたちはそうはいきません。生活がかかっています。特にマス定置専業の漁師さんたちは苦しいでしょうね。これからうまいこと漁獲量が増えればと思います。 今年の回帰が大変少ないのは結局今のところよくわかっていません。「水温が高いから」「2年前の台風」「温暖化」などといろいろと憶測が出ています。データーを元に今後しっかりと原因を探る必要があります。関係機関の方々、よろしくおねがいします。 <北海道新聞(2006年8月19日付)より> カラフトマス 漁獲、前年比96%減 網走管内漁業者「採算取れぬ」 オホーツク海沿岸のカラフトマス漁が最盛期を迎えているが、今季は著しい不漁続きで漁業者や加工業者は表情を曇らせている。網走管内の9漁協全体では、8月上旬までの漁獲量と金額はともに前年同期の5%にも届かない状況で、原油価格の高騰もあり、関係者は「これでは、やり切れない」と、漁況の回復を切望している。 オホーツク海沿岸のカラフトマス漁は例年4月から12月にかけて行われる。網走支庁がまとめた、8月10日現在の管内9漁協の漁獲状況によると、漁獲量の合計は前年同期比96.6%減の99.77t、数量も同96.4%減の65,379匹、価格も同95.1%減の2597万円にとどまっている。 道立水産ふ化場(恵庭市)は「カラフトマスはサケと違い2年で回帰してくるため、漁獲量は隔年で変動する。今年は水揚げが期待しにくい不漁期に当たるものの、予想以上の少なさ」と驚く。宗谷、根室両管内でも同じ状況というが、カラフトマスの生態研究はサケに比べ進んでいないこともあって、不漁の原因は不明という。 網走港では18日も土砂降りの雨の中、早朝からカラフトマスの水揚げが行われたが、水揚げ量は約9t、5,200匹。作業を見守った網走漁協の長尾守常務理事は「例年だとこの時期は毎日操業するはずが、今年は不漁に見切りを付け、休む日を設ける漁業者も出てきた。ここ数年捕れる時期がずれているようだが、これほどとは」とうなった。原油価格高騰も漁業者を直撃、この日水揚げした漁業者の1人は「このまま捕れないと採算が取れない」とうつむく。 加工業者も頭が痛い。2004年からマスの塩漬け「山漬け」商品化研究やマス魚醤油製造に取り組む網走第1水産加工業協同組合の田中正彦参事は「昨年の2倍以上の1000本を仕入れ山漬けを作る予定だったが・・・」とやきもきする。 今後の見通しについて同漁協は「終わってみないとわからないが、天候の変化で漁模様が変わることがある」と、一刻も早い漁況の好転に期待をかけている。 |
2006.8.18 サケマスに発信器? サケマスにも発信器って付けられるんですね。すごいです。詳しい回遊ルートなんかがわかればいいんですが、発信器が付けられたサケマスのほとんどが定置網に引っかかったりするとどうなんでしょうね・・・。 いずれにしてもさらに詳細な生態がわかれば釣り人にもありがたいということです。 <北海道新聞(2006年8月18日付)より> 9月サケ、マスの行動追跡 知床岬沖で発信機付け再放流 世界自然遺産登録地の知床岬沖で捕獲したカラフトマスとシロザケに超音波発信機を付けて再放流し、川に遡上(そじょう)するまでの行動を追う調査を、北大北方生物圏フィールド科学センターの宮下和士助教授(38)が九月から始める。冬にはスケソウダラでも行う予定。2008年までに国際自然保護連合(IUCN)に提出する知床の海域管理計画を策定する上で重要な資料になるとして注目されている。 宮下助教授によると、サケ、マスは夏の間、ベーリング海で過ごし、秋になるとオホーツク海に入って千島列島沿いに南下。知床岬沖は道内に来遊する魚の約九割が通過し、「いわば移動の要所」という。ただ、海の中でのサケマス類の行動は未解明な部分が多い。そこで、国内では初めて、回遊中のサケマスに発信機を付けて行動を調べることにした。 今年は、知床岬沖の定置網に入ったサケとマス計二十匹の胃に、直径一・三センチ、長さ約四センチ、重さ六グラムの筒状の発信機を入れ、再放流。知床半島を挟んで網走管内斜里町ウトロと根室管内羅臼町に設置した十八基の受信機で魚の動きをとらえ、オホーツク海を北上する魚と根室海峡に入る魚の割合や移動経路、移動速度などを調べる。 受信機は斜里町のルシャ川のダムの上流と下流にも設置し、魚道の効果も調べる。また併せて、標識タグを装着した魚も約千匹再放流し、道内全域の漁業者らに協力を求めて、サケマス類の行動を広く追跡する。 調査は文部科学省の助成を受け、四年間行う予定。宮下助教授は「サケマスは知床の生態系の中で重要な地位を占めており、その生態を調べることは知床全体の自然を管理する上で貴重なデータになる」と話している。 |
2004.10.5 カラフトマスは結局不漁で終了 釣り人にとってかき入れ時のお盆シーズンでも、今年は不発に終わったカラフトマスですが、漁師さんたちにも採れない状況だったと数字上でも明らかになりました。 あんなに頑張っても数本しか釣れなかったというのも厳しかったなあと、今更ながらに思います。知床に何度も釣行したのになあ・・・。来年はともかく、再来年はどうなるんでしょうね。 記事によると、夏に散々話題になった「海水温が高かったこと」が主な原因だと書かれていました。今年の夏は異常な暑さだったので、カラフトマスの釣りも暑さとの闘いでしたねえ。知床でも暑くて7時頃に撤退というのがありましたから・・・。例年通りというのが一番だと実感させられました。。 カラフトマスは2年後にきっちり戻ってきます。遡上もおそらく少なかったと思われるので、2年後は不漁年になりそう? まだ孵化事業を行っている河川の近くはまだいいにしても、自然産卵がほとんどと思われる知床なんかは厳しい釣りになったら困りますね・・・。 その一方でアキアジはすごい数が網走周辺にウヨウヨしてます。これも水温と関係があるとかという話がありますね。今年からアキアジ釣り始めた人に言っておきます。「ほんとはアキアジって簡単には釣れないんだよ・・・。」 <北海道新聞(2004年10月5日付)より> カラフトマス 漁獲量、前年の半分 管内の漁終了 水温上昇が影響か 9月中旬で終了したカラフトマス漁の漁獲量が、豊漁年の予想にもかかわらず、約7000tと前年の5割にとどまったことが網走支庁のまとめで分かった。 網走管内のカラフトマス漁は7月中旬から9月15日まで、雄武地区からウトロ地区にかけて235カ所の定置網で行われた。水産課が9月20日現在でまとめた水揚げ状況によると、6976tと対前年52%で終了していた。 地区別の前年比では、網走が62%(3200t)、常呂が58%(1250t)、佐呂間が55%(320t)と減少幅が少なかったが、湧別では39%(730t)と大幅に落ち込んでいた。一方、漁獲金額では9億5300万円と前年(13億7300万円)の7割を確保した。1kg当たりの単価が137円と前年(103円)より3割以上高かったことが落ち込みを防ぐ結果につながった。 カラフトマスは稚魚を放流してから2年後に回帰する。隔年ごとに豊、不漁を繰り返すが、豊漁予想年での不漁に水産課では「オホーツク海の水温が例年より2,3度高く、適温の水域が北方に傾き、サハリンやアムール河口周辺に回遊した結果では」と見ている。 |
2004.7.1 第4埠頭、出入り口は1カ所のみ 本日7月1日からSOLAS条約が発効し、網走港第4埠頭への立ち入り規制が行われました。釣り人にとって大きな関心事である第4埠頭の出入りですが、外国船が入港していないときは第3埠頭側の出入り口のみで出入りが許されるようです。その内容に関して、網走市のHP(網走港の保安対策について)に詳しく載せられています。 網走港以外でもフェンスの張られた埠頭があります。その中でも常時立ち入り禁止とした埠頭もあれば、保安上問題のない時は入ってもいい(釣りをしてもいい)という埠頭もあるようです。船が多く入港する埠頭とそうでない埠頭とで分かれたようです。今日の北海道新聞では、常時立ち入りを認めない埠頭は、室蘭・苫小牧・石狩湾新港・小樽・十勝・留萌の6港とし、一方、対象船の入港時のみ立ち入り禁止とする埠頭は、稚内・函館・釧路・根室・紋別・網走としたそうです。 いずれにしても、今年は能取湖といいこのフェンスといい、網走に来る釣り人にとって受難の年となりました。 |
2004.6.23 第4埠頭、フェンスの中で釣りできる? 本日の北海道新聞で、第4埠頭の釣りを条件付きで容認するとの記事がありました。テロ対策で第4埠頭をフェンスで囲む計画が春先に明らかになりましたが、外国船が寄港していないときには解放されるようです。市長が定例市議会で答弁しただけにそうなることと思います。議員さんに釣り好きな人がいたのかな・・・。 しかし、第4埠頭で釣りをしていると、外国船が停泊していることが多いのも事実です。結局ほとんど釣りできずにシーズンが終わってしまうかも。また、車は入ることができるのでしょうかね。車を入れないのであれば入口付近がかなりひどい駐車状態になりそうです。どうなるかは今年のサケマスシーズンが試金石となりそうです。 <北海道新聞(2004年6月23日付)より> 第4埠頭の釣り 条件付きで容認 定例市議会は22日、一般質問を行った。大場市長はテロ対策を目的にフェンスが設置される予定の網走港第4埠頭について、「保安が確保される場合には解放したい」と答弁し、フェンス内での釣りを条件付きで認める方針を示した。 小西睦雄氏(会派希望)の質問への答弁。 同埠頭は市内外からの釣り愛好者で賑わうスポットだが、大型の国際船舶が入港することから、港湾のテロ対策を義務づける改正海上人命安全条約(SOLAS条約)に基づき、市が来月1日までに高さ約2m、総延長約700mのフェンスが設置し自由に出入りできなくなる。 大場市長は同埠頭について、「釣り、散策など海洋レジャーの場として親しまれているエリア」と説明し、岸壁に船舶が停泊していないときなど、港湾の保安上に問題がなければ「市民や釣り愛好者が利用できる管理方法をとりたい」と述べた。 まるで強制収容所のようにフェンスが連なる。 |
2004.5.12 5月15日から1ヶ月間能取湖で釣り禁止! 今日の北海道新聞を見てびっくりしました。1ヶ月間の釣り禁止の文字が飛び込んできたからです。そろそろ行こうと思っていたのになあ・・・。資源回復を狙いとした釣り禁止とされているのですが・・・。 考えてみたら、漁港周辺で一生懸命釣りしても湖全体の魚がそんなに減るのか?と思うのです。そして20年以上も前からそんなに釣り人たちが乱獲してるんでしょうか? まあ、これは釣り人の考えなんでしょうがねえ。 漁協も、自分たちが我慢して禁漁してるのに何で釣り人はいいんだよ!という気分もあるでしょうし、何よりも釣り人たちのマナーが最近ひどくなっていて、ゴミなど散らかすし勝手に停泊中の船に乗り込んで釣り竿出すし・・・、と頭にきているのもあるでしょう。 一部の釣り人たちは、密漁やらゴミやら我が物顔の港湾の使い方やらなどと、漁業関係者を怒らせるような行為を行っています。漁師さんたちは漁業で生計を立てているのですから、自分たちの生活がかかっています。仲良くしていかないと港に入ってくるなというような処置までとられるかもしれません。釣り人たちはこれまで以上に身を引き締めていく必要があるでしょう。 その上で、どうして湖内の魚が減ったのかという真実を突き止めなくてはなりません。釣り人との因果関係は本当にあるのか、周辺環境との関係はないのかなどと緻密な検証を行って、減少の一番の原因と今後どうしていけば資源が回復していくのかなど、きちんと公開してほしいと思います。ただ、漁獲量が減ったから釣り禁止という発表では日本特有の「上意下達」みたいな感じがします。納得させるような根拠と展望がほしいのです。 とりあえずはみんなで釣り禁止を守りましょう。もちろん私も能取湖では釣りしません。 <北海道新聞(2004年5月12日付)より> カレイなど4魚種 能取湖で釣り禁止 15日から1ヶ月 資源回復狙い 西網走漁港は15日から来月15日までの1ヶ月間、初めて能取湖でのカレイなど4魚種の釣りを禁止する。湖内のカレイ漁獲量が減少しているためで、来年以降も産卵期である同期間を禁漁とし、資源回復に取り組む。 禁漁の対象魚種はカレイ、ニシン、チカ、キュウリウオ。4魚種について、同漁協はすでにこの期間の自主休漁を実施してきたが、釣りに規制はなかった。今回、遊漁規則、漁業規則を改正し、永続的に同期間禁漁とした。 能取湖のカレイ漁獲量は、1977年の177tをピークに減少傾向にあり、現在は20−30t。同漁協は「釣り人によるとり過ぎも一因」としており、禁漁期間をカレイの産卵期であることの時期に充てた。 能取湖の中では、特に能取漁港の二見ヶ岡地区(能取港町)が釣り場として人気があるが、同漁協は関係機関に文書を配布するなどして、期間中の禁漁を呼び掛けている。 能取新港で新設された看板。湖口にも同じ看板があった。 |
2004.3.13 網走港港湾計画で釣り場が変わる? すでに平成10年に発表はされているのですが、実際にはあまり知られていない「網走港港湾計画」についてです。昨年何気なくネットサーフィンしていると、網走開発建設部の下記のHPを発見しました。もう一つは国土交通省のHPに、認可した港湾区域変更の認可について、PDFの形で発表されていました。 この内容と地図を見ると、帽子岩周辺、特に前浜が劇的に変化すると思われます。釣り場も全く違うものになりそうです。たまにしか大型船はやって来ないのに、ここまで工事をする必要があるのか分かりませんし、また、この計画をどんなスケジュールで行っていくのか分かりませんが、これから注視していく必要があります。 前浜から弧を描きながら、西防波堤が帽子岩に向かって伸びている姿は、網走に住んでいる者にとってよく見慣れた光景の一つです。今のままの姿を残してもらいたいものです。今になってまだバブリーな工事を続けるのかなあ・・・。すでに、昨年から第5埠頭の奥で工事が行われています。 網走開発建設部広報誌オホーツクvol.67 「開発事業のそこが知りたい」 国土交通省「網走港及び紋別港の港湾区域の変更について」 港湾計画の地図も入手しました。下の地図でピンク色の部分ができてしまったら、釣り場はどうなるんだろう・・・。 |
2004.3.13 網走港第4埠頭にフェンス設置? 巷で話題になっている第4埠頭のフェンスとゲートの件ですが、釣り人が入るのは難しくなりそうな雰囲気です。下の図を見る限りでは入れなくなるんじゃないでしょうか。シーズンには数百人が集まっていた釣り場でしたので、投げ釣りでは能取新港などがさらに混みそうですし、サケマスシーズンでは密漁などのマナーの悪化が心配されます。テロ対策ということらしいですが、こんな時代にならなきゃよかったのになあ・・・。 地元網走新聞の記事と、こんなふうになるんじゃなかろうかという画像をゲットしましたので紹介します。おそらくイメージよりはコンパクトで簡単なものになると思うのですが。 <網走新聞(2004年3月7日付)より> 網走にテロ対策施設 フェンスや監視カメラ設置 網走市は新年度、国際テロ対策として網走港第4埠頭に不審者の出入りを防ぐためのフェンスや監視カメラなど保安施設を設置する。 港湾の保安対策を定めた国際海事規約「SOLAS(ソーラス)条約」が、米国の同時多発テロを受け02年12月に改正された。改正後の条例が施行される今年7月以降は、外航客船のほか500トン以上の外国貨物船が発着するふ頭には、フェンスや照明の設置が義務づけられる。これを受け、国は国内港湾に対する保安施設整備のため国内法の制定を今国会で審議している。 このなかで保安施設の設置は、国際総トン数500トン以上の船が年間12隻以上入る岸壁を対象にしており、全国136港が予定されている。うち道内は網走港をはじめ紋別、稚内、根室など重要港湾の12港。 網走港は、第4埠頭の第一号岸壁(マイナス10メートル)185メートルと第二号岸壁(マイナス12メートル)240メートルの岸壁2カ所、延長425メートルが対象。02年度は、第一号岸壁に57隻、第二号岸壁に20隻の計77隻の対象船が入港した。 第一、第二岸壁の第四ふ頭を取り囲むように高さ1.8メートル(上部に忍び返し45センチ)、延長700メートルの固定フェンスを設置して封鎖して制限区域を設け、不審者の侵入を防ぐほか外部からも船を保護する。フェンスには、人や車の出入りなど開閉式のゲートが数カ所つけられる。照明は基準以上の明るさがあるため既設で対応できるが、監視カメラを最低1カ所に設け市港湾課でモニター監視する予定。 これら設置にかかる総事業費は4890万円。うち国が3分の2の3260万円、市が3分の1の1630万円を負担。このため市は、いま開会中の市議会に本年度一般会計補正予算に計上し上程している。5日開かれた市議会経済建設委員会は関連予算を承認した。市港湾課は「フェンスとゲートは7月まで、監視カメラは新年度内に設置したい」としている。 <フェンスとゲートのイメージ> |
(https://www.mlit.go.jp/kowan/yosan/h1601/14-21.pdf) 国土交通省港湾局HPより |