サケの釣れる時期・場所

サケの釣れる時期・場所

　　　　　　　　　　　

　さけを釣るには、カラフトマスよりは道具選びをする必要がある程度ありますが、釣り自体そんなに難しいものではありません。道具は別として時期と場所をきちんと選べば、釣りが初めての人にでも釣れる可能性がもちろん十分あります。

＜時期と時間＞
　サケは、８月下旬から１２月頃までが釣期です。ピークは例年９、１０月です。９月下旬から１０月の休日、特に連休はどこの釣り場も混んで最盛期を迎えます。
　釣れる時間は朝方が一番釣れるでしょうが、群れにさえ当たれば日中でも関係なしに釣れます。早朝がなんといっても釣れるカラフトマスより、そんなに時間にこだわる必要はないでしょう。潮が動いているときに群れに当たることが多いようです。
　また、９月の上旬ぐらいにサケの定置網の解禁日があり、サケ専業の漁師さんたちはカラフトマス用の定置網を外し、サケ用の定置網に変更します。数日間、網が外されているので、この期間はカラフトマスとサケの両方を狙った釣りをすることができます。また、台風の通過後や時化後にどっと群れが押し寄せることがあり、特に波が静かな港に群れが入り込んで爆釣することもあります。

＜場所＞
　まず、北海道では基本的に河川内でのサケマス釣りは許されておりません。また、河口規制があるところが多く、注意が必要です。北海道水産林務部によるフィッシングルールをよく読み、サケマス規制について知ることが第一歩です。
　カラフトマスは真水が海に流れ込むところであれば釣れる可能性がありますが、サケは自分の生まれたふるさとの河川に戻る率が高いので、釣れる確率が高いのは増殖事業を行っている河川のすぐ近くになります。サケの稚魚を放流している大きな河川の両サイドの砂浜で投げ釣り（ブッコミ釣り）、河口や近くの港でのルアー釣りなどになるでしょう。
　そのため、そういう場所には釣り人がごった返しています。場所取りも熾烈で、ぶらりと訪れたものにとっては釣る場所がない状態、もしくは杭やロープが張り巡らされてその場所で釣りをすることができない状態になっているでしょう。同じ釣り人同士、仲良くやりたいものです。
　釣りの仕方もルアー、エサ釣り、フライ、ひっかけ針（違法ですが・・・）、タモ（直径４０ｃｍ以内ならＯＫ）など多種多様です。砂浜での投げ釣り（ブッコミ釣り）では竿を数本出すのが普通となっているし、サケ釣りは非常に人気のある釣りですので、釣る場所を確保するのは本当に大変です。最初は慎重にトラブルを避け、様子を見ながら近くの人に声をかけて、空いているところに入らせてもらうのが精神衛生上いいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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